こんにちは、E判定から京大に現役合格した経験のあるオガケンです(@ogaken612)
わからないことがあるときに質問をする人は多いと思います
でも、質問するって注意点が意外あるので、それをこの記事では説明していきたいと思います
質問するときのポイントを示したうえで、質問する相手の注意点も説明していきます
メリットとデメリットは下の記事で書いているので、それも読んでもらうとさらにわかりやすいです
質問するときのポイント
質問というのは安易にするものではありません
自分のためにならないこともあれば、相手のためにならないこともあります
質問のデメリットを回避するために必要なポイントを順に説明していきます
自分で詰めておく
質問する前提として自分の力でまず解いておかないといけません
自分の力で解かないで、始めから質問して解決することを当てにしていると勉強する目的である学力を上げるということに結びつきません
まずは、自分の力で解いてみて、自分がその問題のどの部分がわからないのかをはっきりさせましょう
例えば、数学の問題を質問するときは、自分で解いてみてつまづいたところで止めます
答えや解説を見てみて、それでも解き方がわからないとなったときに質問の出番となります
自分がどこでつまづいたのか、答えを見てもわからない部分はどこなのか、どんな方法を実際にやってみたのかということを明確にしてから質問に移りましょう
出来るだけ小さくしておく(できればYES、NOで答えれるもの)
自分で解いてみて、わからないことが明確になったところで質問をしていくわけですが、質問するときには自分の聞きたいことをピンポイントで聞かないと、自分にとっても相手にとっても時間の無駄になってしまいます
自分はともかく相手の時間を奪ってしまうのはできるだけ避けたいところです
なので、質問内容は以下のことを取り入れてできるだけ小さくしましょう
・自分はどこまで理解しているのか
・どんな方法を試してみたのか
・自分がどんな目的でその問題を解いているのか
自分が理解している範囲と試行した方法を明確にすることで、相手がどんな内容を答えたらいいかがはっきりします
こうしておくと、「いや、それは知ってるし」と思うことが少なくなるでしょう
逆に、答える範囲を明確にしたうえでなお言われることは、自分に本当に必要なものなので、真摯に聞くことが出来ます
目的を明確にするというのは少しわかりづらいですが、回答者の答え方に違いが出てきます
その問題を解くことを目的にしたいのか、実際に試験で解く場合の対処法を知りたいのか、どの分野を伸ばしたいのかなどです
例えば、ある数学の難しい問題の解法を質問するにしても、その問題を解くことを目的とするとわかりやすい解法を教えてくれるだろうし、実際の試験での対処法を知ることを目的としたら、この問題は難しいし時間がかかるから後回しにした方がいいとか、ここまで確実に解いて部分点を狙った方がいいとかを教えてもらえます
自分がどんな目的の上で質問をするかということも質問内容と同じくらい明確にして質問をしましょう
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相手の都合を考える(アポを取る)
自分のタイミングで質問するのは、やってはならないことです
自分が知りたいタイミングと相手が答えられるタイミングというのは違います
自分が教えてもらう側なので、相手の都合に合わせましょう
わからないことが出てきて相手が都合が悪かったら、アポをとって都合のいい時間に回答してもらったり、聞く相手を変えたりするしかありません
聞く相手がいないときは、わからないことを明確にする作業をした後はその問題は一旦置いといて、違う勉強を始めましょう。一つの問題に固執するのは、時間があるのなら別ですが、受験生はしない方がいいです
必ず自力で1から解きなおす(自分の言葉で再言語化)
質問をすると聞く相手が適切だった場合は、ほとんどの確率で適切な答えが返ってくるでしょう
適切な答えを与えられると問題の解法がわかります。
しかし、わかるとできるとは意味が全然違います
「質問して解法がわかったから次の問題行こう!」となるのは危険です
質問をして、解法がわかって答えにたどり着くと、まるで自分の力で全て解くことができたと錯覚してしまいます
解法を理解した後に、必ず解きなおしてください
このときの注意点としては、質問して得た知識をそのまま使うというよりは、自分で解釈して自分なりの解き方を実践してみることと誰かにその問題を自分の言葉で解説できるようにすることです
実際に誰かに教える必要はないですが、独り言や物に話しかけるでもいいので自分の言葉で説明できるようにしておくと定着してくれます
質問した問題に限らず、自分が定着させたい知識を身に着けるためには有効なテクニックなのでぜひ実践してみてください
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質問する相手
質問するときのポイントを考えたうえで質問する相手を考えていきましょう
質問する相手によっても気を付けるポイントが変わってきます
受験生は、原則友達に聞くのはNG
受験生が友達に聞くのは、ほとんどの場合相手のデメリットが大きすぎます
相手は自分の理解していることを人に説明するわけですから、相手側からしたらリターンがありません
確かに、説明することでその問題に関しての理解が深まるのですが、その問題の理解がその友達にとって有益かどうかというのは、質問者側からはわかりませんし、有益かどうかもわからないことを時間のない受験生にさせてしまうのは相手のためになりません
高校1、2年生の時に空いている時間に友達に聞くのは相手のためになるので友達の都合を考えながら質問するのは有益です
貴重な自分と相手の時間をどう使うかを責任をもって考えましょう
「質問してみて、嫌なら断るでいいじゃないか」と思う人もいるかもしれませんが、そもそも話しかけている時点で人の時間を奪っていますし、人の頼みを断るというのは予想以上にエネルギーを使います
友達のやりたいことをやらせてあげてください
もちろん、「教えるのが好きなんだ」とか「教えることで理解を深めたい」と公言している人にも質問するなとは言いません
相手の都合を考え、かつ自分にも有用だと考えられるときは友達にも質問しましょう
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先生に聞くときは先生と他の生徒に気をつかえ
わからないことがあるときは先生に聞くことが多いと思いますが、先生に聞くというのは気を遣う相手が多くなります
先生自体に気を遣うのはもちろんのこと、その先生に聞きたい他の生徒にも気を使わねばなりません
自分よがりにたくさんの質問をして、多くの時間、先生を拘束してしまうと他の生徒に迷惑がかかります
優秀な先生は受験期は取り合いになることもあるので、目の前に他の生徒がいないとしても、他の生徒が質問したい時間を奪っているということを意識してください
自分で解決できることと質問しないといけない内容をしっかり分けて、質問内容を絞ったうえで、出来るなら先生にアポを取り、決めた時間内で完結させましょう
ネットも使え
周りに勉強のことで質問できる人というのは、先生と友達、塾に入っている人は塾の先生・チューターなどがいるとは思いますが、現実に聞く以外でも解決方法はあります
それはネットで聞くということです
メインで使えるのはYahoo知恵袋です
ここで注意してほしいのは、質問しても答えが返ってこない、返ってくるにしても時間がかかることがあるということです
早く答えが欲しい質問をするのには適していませんが、家にいて質問する相手がいないときに気休め程度で質問したり
解答が与えられていなくて、全くわからない問題を授業の課題として出された時などはネットで質問して答えがわかった状態だと授業でドヤれます
回答してもらうスピードを上げるためにはベストアンサーに報酬として与える知恵コインを多くすると早く回答してもらえます
回答してもらったのが本当に正しいかはちゃんと自分で考え直す必要がありますが、意外と正確な答えが返ってきます。ネット民おそるべしです
まとめ
ポイント
・相手のことを考えて質問しよう
・聞いて理解してから、1から考え直そう
・友達にはなるべく質問しない
・先生に聞くときは他の生徒のことも考えよう
・ネットも使える
質問は非常に勉強するうえで有用な方法ですが、使い方を間違えると他の人の迷惑にもなるし、有用性が低くなります
